自宅や職場で盗聴されていないか自力で確認・対策する3つの方法

自宅や職場で盗聴されていないか自力で確認・対策する3つの方法

不正アクセスやソーシャル・エンジニアリングなどウェブ上で情報漏洩が起きるケースが近年急増しています。
情報の漏洩ルートとしてインターネットが注目されがちですが、盗聴というアナログな手法はまだまだ現役です。

今ならネット通販で盗聴器が簡単に購入できます。おすすめの設置場所に関する情報もネットで簡単に手に入ってしまいます。法的なアドバイスさえ見かけるぐらいです。

よくテレビで無線受信機のようなものを使って盗聴器を発見する番組があります。番組内だけでも多数の盗聴事例が存在し、世の中には発覚していない盗聴の被害がゴマンとあるのでしょう。

一般人が標的にされていることから、盗聴がドラマや映画、著名人だけの問題でなくなっていることは明らかです。

そのような背景から盗聴されていないかどうか不安に感じる方も多いと思います。今回は、自力で簡単にできる範囲で盗聴されていないか確認する方法を3つ紹介したいと思います。

1. 盗聴手段を知る

自力で盗聴されているか確認するためにはその手段を知る必要があります。

そもそも盗聴は大きく二種類に分けて考えられます。一つ目は特定の期間のみ録音し、データを保存しておくこと。二つ目は、常にオンライン状態で盗聴し続けること。

録音・保存のパターンとしてはスマホやボイスレコーダー、スマートウォッチなどの録音機能を使用する方法が挙げられます。例えば引き出しの裏のように発見されにくい場所にデバイスを録音状態にして放置するといった具合です。

当然ながら盗聴者は盗聴が終わったらデバイスを回収する必要があります。またバッテリー駆動が多く長期の盗聴はできません。例えば学生や社会人がトイレなどに席を立つ際、スマホを録音状態にして机の上に放置しておくのも立派な盗聴といえるでしょう。

自分がいない間に他人に悪口を言われているかどうかチェックすることが考えられます。最近のスマホは録音状態になっても画面がオフになり、パッと見判断するのは難しいものです。

Apple Watchなどの小型デバイスでも録音・保存が可能ですから、見つけるのは困難を極めるかもしれません。盗聴期間が限定されることから、”特定の人のみがアクセスできる”外出先では上記を頭に入れて不用意な発言をしないことで身を守りましょう。

逆に街のカフェのような不特定多数が利用する場所では、そこまで盗聴を気にする必要はありません。もちろんデバイスを使った盗聴ではなく人による盗み聞きの可能性は残りますので、内緒話をする場合は周りに気を付けましょう。

同居人がいる場合などは、録音・保存のケースでも十分運用できてしまうので注意が必要です。その場合2、3に示す対策を取りましょう。

 

オンライン状態で盗聴を続けるケースはもっと悪質です。多くの場合ターゲットが決まっており、ストーキング、企業秘密などを盗み出す産業スパイ行為などが考えられます。いずれも前述のパターンより深刻な被害が出やすいです。

ずっと盗聴を続けるということは、(1)継続的な電力の確保 (2)盗聴内容の発信の二つが必要になります。

電力の確保は電子機器である以上当然ですね。盗聴器まで見覚えのない長いケーブルがあってはすぐ発見され意味がありません。小型盗聴器はコンセント内やタップ、エアコン・テレビ・PC・受話器など既存の電化製品に組み込まれ電力を横取りしています。

このケースではターゲットが絞り込まれていることがほとんどなので、まずは自分の定位置を確認しましょう。

職場の机、自宅の電源回りを洗ってみましょう。見覚えのない電源タップがついていたら非常に怪しいですし、コンセントに空きがあるのに電源タップがついているパターンも疑いましょう。盗聴器内蔵型のタップは例えばこのような見た目をしています。

https://www.gqu.co.jp/item/kaz-110.html

MacBookや一体型TVなどは大丈夫でしょうが、ネジで外せるタワーPCやブラウン管テレビの箱なども疑ってかかりましょう。これらをチェックするだけでも、素人が設置した盗聴器であれば簡単に見つけることができます。逆にこのチェックに引っかからないが盗聴されている場合、事態は深刻かもしれません。

2. 能動的に盗聴器を探しにいく

上記は盗聴の方法について知っているだけでとれる対策ですが、限界があります。そこで盗聴されているかを強く確認したい!と思ったら以下の対策を取りましょう。

災害用ラジオなど自宅に1つはラジオを聴ける機器があると思いますが、このラジオで盗聴器から発せられる電波をキャッチできる場合があります。

手順としてはまず盗聴を確認したい空間全体に響き渡るようにスマホやスピーカーなどで音楽を流します。

次にラジオとイヤホンを繋ぎ、周波数をもっとも低い方から高い方まで少しづつ動かしていきます。

ザー・・・というホワイトノイズが弱まった場合何らかの電波をキャッチしているので、速度を落としてチャンネルを合わせましょう。それがラジオ番組であれば問題ありませんが、先ほど流した音楽が流れてきていると盗聴確定です。

盗聴が確認出来たら、今度は場所を特定するためにイヤホンを外し、ロック系の音楽を流しながら疑わしい場所にラジオを持っていくとよいでしょう。ギターなどを弾いたことがある方はご存知だと思いますが、盗聴器の近くではハウリングを起こすことでラジオの音が大きくなったり歪んだりします。

本格的に調べたい場合は広帯域受信機と呼ばれるより広い周波数をカバーできるような機器も存在します。数万円程度で購入することができ、FMラジオよりも多くの盗聴電波を発見することができます。

 

ただし、最近はこういったアナログな盗聴機器以外にデジタルな盗聴の手段も存在しているようです。
例えばWi-FiやBluetoothを通して、録音した音声をデータの形で外部に発信するタイプのものがあります。

この場合上記のようなアナログの発見手法は通用しないため、別のアプローチが必要になります。本当に心配な場合は、業者に頼んでも良いでしょう。

3. 盗聴器を発見したらどうする?

まず、盗聴に気づいたことに感づかれてはいけません。あくまで気づいていないふりをしながら、慎重に裏を取ります。

厄介なのは刑法において盗聴行為そのものは必ずしも犯罪になりません。そんな法律もどうかと思いますが、現行法では残念ながらそういうものです。

ただし盗聴器を設置する過程で他社の住宅やオフィスビルに不法侵入している場合はその件で捕まえられます。他には技適を通っていない盗聴器や盗聴で得た情報をもとに恐喝したり第三者に漏らしたりした場合には電波法令違反で同じく捕まえることができます。

市販されている大半の無線を使った盗聴器は技適を通っておらず、ラジオや広帯域受信機で発見できた場合は電波法令違反で罪に問うことができるのです。よく盗聴は罪にならないといった記載を見かけますが、素人が適当に購入した無線盗聴器を使っている場合はほとんど技適を通っておらず電波法令違反になります。

上記のように多くの場合は何らかの法令違反を伴うことが多いので、盗聴器の写真やその証拠を押さえたうえで、警察に通報するのが良いでしょう。

くれぐれも、盗聴器に向かって挑発するような発言をするなどの行動は控えましょう。

まさか自分が盗聴されているとは思わないでしょうが、今一度電源回りを見て不審なタップがないかをチェックするぐらいはやって損はないかもしれませんね。

 

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